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2018年7月

つるのこさんへの憧れ

新年度がスタートして早くも2ヶ月が経ちました。初めての場所、初めてのおともだち、初めて の集団活動のなかで、新入園児さんは不安でいっぱいだったことでしょう。

ある3月の修了式のこと、まだ年中児だったつるのこさん(年長児)に「もうすぐ新しいおともだちが来て、もしも泣いていたり困っていたらどうしよう?」と投げかけてみたところ「大丈夫だよ先生!ぼくたちがつるさんになったら助けるから!」「泣いていたら、やさしくする!」「あとね、トイレとか一緒に行ってあげる!」次々に声があがるのです。その顔は「つるさんになるんだ!という自信と期待で、輝きに満ちたものでした。

そして4月。不安な表情で困っている子、泣いている子、どこに行けばいいの?と困る子など・・。そんな時、保育者たちが何かを言わずとも、そっと手を差しのべる新米つるのこさんの姿があります。中には自分のことよりもまずは助けようとする子、言葉はなく少しぶっきらぼうでも、ごくごく優しい力でその手を繋ごうとする子・・・。

お散歩の時もつるのこさんの存在は偉大です。出かける前にカラー帽子が見つからない時、さっと来て探したり、みんなで帽子の記名を読んで渡してくれます。お散歩の帰り道、幼稚園に続く乙女坂で、つるのこさんがちょっと引っ張ってくれるだけで最後まで頑張れます。どの子も、「自分たちはつるのこだからみんなを助けるんだ」という自信がみなぎっている表情です。

一方で、年中児(かめのこ)たちもそんな年長児の活躍や存在の大きさをそばで感じながら1年間を過ごしていきます。つるのこさんが活躍している時、昨年自分たちが困っていたときに助けてもらったことを思い出しています。年長の活動で不在の時、代わりに張り切って給食準備をしてくれるのはかめのこさんです。ぼくたちはかめのこだから、つるさんの助けがなくても大丈夫! たぶん… 出来るはず… と、ちょっと不安げな表情ですが、後で戻ったつるのこさんがちゃんと助けてくれるので、安心して背伸びができるかめのこさんです。

こうしてつるのこさんは仲間とともに1年を過ごす中、周りから認められながらゆっくりと憧れの存在になっていくのです。当園では縦割り保育でクラス活動を行なっています。自由選択の活動時だけでなく、主となるクラス活動や発表会の取り組みでも縦割り保育を基本とする園は、札幌市内においてもそう多くはありません。縦割り保育のもたらすメリットの一つである多様性のある人間関係の構築は「つるのこさんへの憧れ」からも成されていきます。この思いをもって輝き育つ子どもたちの姿が私たちの日々の保育を勇気付けてくれます。これからも子どもたちの力を信じ、最大限に縦割り保育の良さを生かす毎日を、積み重ねていきたいと思います。

ばなな組担任 眞田 佐和子

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